【ぎっくり腰の方へ】急性期のご来院はお控えください
こんにちは。大井町整体院・院長の武川(タケカワ)と申します。
・今朝ギックリ腰(急性腰痛)をやってしまったんですが、施術してもらえますか?
・1、2日前からじわじわ腰が痛くなってきて、今痛くて動けないんですが・・・
ギックリ腰になったばかりの場合、大変心苦しいのですが当院での施術はお断りさせていただいております。
ぎっくり腰の急性期は筋肉が過緊張を起こしている場合が多いのですが、それだけではなく痛めて炎症を起こしていたり、痛みが強すぎて神経過敏になっていて、刺激を受けると痛みが逆に増幅してしまう恐れがあるためです。
つまり当院だけではなく、他の整体院やマッサージ店などでの施術を受けることはオススメ致しません。
痛みが強くて立ったり歩くのも辛いようでしたら、無理に施術は受けずに、痛みが引くまでご自宅にてお休みになって下さい。ギックリ腰当日などまだ痛みが強い時に施術を行うと逆に痛みが強くなる場合があります。
3.4日経って痛みのピークが収まったら施術を受けることが可能な場合もありますので、当院の施術にて硬くなった腰部・でん部(お尻)の筋肉を奥まで柔らかくすることによって再発を防止することができます。
本日は、「ぎっくり腰(急性腰痛)」の際に整体やマッサージを受けてよいのかどうかについて、少し詳しく、そしてわかりやすくご案内いたします。
■ ぎっくり腰のような強い痛みが出ているときは「急性期」と呼ばれます
いわゆる「ぎっくり腰」は、正式には急性腰痛症と呼ばれ、ある日突然、腰に強い痛みが走る状態です。
基本的に疲労が溜まったりして腰やお尻回りの筋肉が固くなっている時に起きることが多いです。
しかし、場合によっては筋肉が固くなっているだけではなく
筋肉や関節のまわりに炎症が起きていたり、
痛みに関わる神経が非常に敏感になっている状態
であることがあります。このような状態の時に施術を受けると
炎症が広がってしまう※炎症が起きている場合
神経がさらに過敏になり、痛みが強くなってしまう
といったリスクがあります。つまりぎっくり腰になったばかりの時に整体やマッサージの施術を受けることは、良くなるどころか悪化してしまう可能性があるという事です。
炎症を起こしていなかったり、ただ腰の筋肉が固くなっているだけの場合は施術を受けると結構すぐに楽になるのですが、炎症を起こしているかいないか、神経が高ぶっているかいないかは判断ができないため、良くなるか悪化するか、正直言って一か八かの施術になってしまいます。
※医療機関での検査でもなかなか判断できないそうです。
■ 医療機関でも、急性期にはマッサージをすすめていません
整形外科やリハビリの分野でも、ぎっくり腰の**発症直後(48〜72時間以内)**は、以下のような対処が推奨されています。
必要以上に動かさず、安静を保つ
冷やすなどの初期処置を行う
痛みが引いてから、徐々に身体を動かす
つまり、整体やマッサージは「少し痛みが落ち着いてから」が理想とされています。
■ 当店の方針:ぎっくり腰の急性期は施術をお断りしております
お客様の大切なお身体を守るため、当院では
「ぎっくり腰の痛みが出てから2〜3日以内」、または
「動くこともつらいほどの強い腰痛がある場合」
は、施術を控えさせていただいております。
ご来店いただいても施術ができないことがございますので、何卒ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。
■ 本当に大事なのは「痛みが引いた後の再発予防」です。
ぎっくり腰は放っといても時間が経つにつれて炎症が落ち着き痛みは収まっていきますが、本当の原因である固くなった筋肉はまだ固くなったままです。これを放っておくと、またすぐに限界がきてぎっくり腰を再発してしまいます。
ですので痛みが引いた後に、固くなったままの筋肉を整体でほぐしてあげることで再発を予防できます。
ぎっくり腰に「なったから整体を受ける」ではなく、痛みが引いた後に「再発しないように整体を受ける」が正解です。
■ 最後に
ぎっくり腰でつらい思いをされているお客様に、すぐにでも楽になっていただきたい――
私たちの思いは、いつもそこにあります。
しかし、「今やらないほうがいいこと」もあるということを、どうかご理解ください。
一日も早く痛みが引き、笑顔で当店にお越しいただけることを、心よりお待ちしております。
ご不明な点があれば、お電話やメールなどでお気軽にお問い合わせくださいませ。
今後も安全で安心な施術を提供できるよう努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。


